獣医になるための基礎知識

獣医療法

 

獣医療法とは動物の飼育や診療のために獣医が行うことを定めた法律です。昔からあった法律のように思う人もいるでしょうが、実は平成4年に作られた法律です。この法律と関係あるのは獣医師法です。

 

 

獣医師法は獣医師の資格など関する法律ですが、獣医療法は医療に関する事柄を定めています。この法律の目的は都道府県において獣医療を提供する体制作りを進めることです。畜産業の安定した発展を図ることや、安全な食物としての家畜の供給を促進するためには獣医療を充実させなければならないとの考えに基づくものです。

 

 

最近のニュースにあるように広域の伝染病が畜産農家に致命的な打撃を与えることがあります。獣医師を確保することによって、それらの病気の予防や緊急時の対応を進めることができるのです。

 

 

獣医療の拡充は社会的な要請と言えます。これまでの獣医師の育成方法では十分な人材の確保が難しいと考えられました。法律を作ることで、都道府県が獣医師を確保することが容易になるのです。

 

 

獣医療法によれば、都道府県は獣医療の計画を策定しなければなりません。そして、それらを実現するための施策を講じることが獣医療を確実なものにするのです。近年のペットブームで獣医師の需要は高まっていると言われていますが、対価となる給料が安いために優秀な人材が集まらないと言われてきました。これからも家畜やペットに対する高度な専門知識は必要とされます。獣医師の価値が見直されてきたと言えるのです。