獣医になるための基礎知識

動物の健康診断

 

 

 

元気で長生きしてほしいと思うのは人間だけではなくペットも同じです。よくわからない病気で死んでしまうペットが多いのですが、最近では獣医療が充実してきましたから、長生きするペットが増えて来たのです。

 

 

獣医療の一つとして健康診断があります。これは人間と同じことですが、見た目でわからない体の健康を調べるものです。自分でできる健康チェックもありますが、年に一度動物病院で獣医に診てもらうことが一般的になってきましたね。

 

 

もちろん、動物の種類によってチェックすべきポイントは異なっています。犬の場合を考えてみましょう。
まず、目です。茶色や黒っぽいヤニは心配ありませんが、黄色い目ヤニが多量に出ている場合は病気の可能性があります。
耳も外耳炎や耳ダニが付いている場合があります。目も耳もかゆがっている動作をしている場合には、何らかの自覚症状があると考えましょう。日頃と違う行動がないかを見ることも重要ですね。
犬の歯は人間と違い、何度も生え変わります。ドッグフードを食べているだけであれば、歯が汚れることはないのです。最近は犬の歯周病などが見られるようになってきました。歯が丈夫なイメージのある犬ですが、食べ物が変わってきたためでしょうか。

 

 

犬種によってよだれを垂らすものもいますが、これも日頃との違いがないかを見ましょう。動物も人間と同じです。毎日世話をしていれば、その変化に気づくことができます。そして、必要な時にはすぐに獣医に診てもらうようにしましょう。