獣医になるための基礎知識

日本獣医学会

 

公益社団法人の日本獣医学会を紹介しましょう。
日本獣医学会は明治18年に創設されています。当時は大日本獣医会と言う名称でした。日本の獣医学の基礎は明治から大正にかけて築かれたと言われています。もちろん、科学的な学問として確立するためには半世紀以上の時が必要でした。

 

 

第二次大戦の終結までは獣医学の目的は軍馬の飼育のためのものであったと言っても間違いではありません。家畜伝染病や臨床獣医学と言う限られた分野だけが獣医学と認識されていたのです。

 

 

戦後の社会の変革にしたがって、獣医学に対する考えも大きく変わってきました。今日ではペットが家族の一員であると認識されていますから、そのための病気のケアは人間と同等の扱いを求められているのです。そのような中で日本獣医学会は学術研究の一翼を担っています。

 

 

また、直接的に社会に貢献する活動も行っていますね。狂牛病やO-157は動物と人間の病気に対する大きな脅威となったことは、記憶に新しいのではないでしょうか。このようなケースでは獣医学の専門的な知識が必要となります。日本獣医学会も積極的に対応に協力していたのです。

 

 

獣医学の研究の一つとして、野生動物の保護や管理も実施しています。野生動物の生活環境が変化したために、絶滅の危機に陥っている種もあるのです。このような研究は個人でできることではありません。また、その資金も必要となります。動物の研究が結果的に人間の生活に貢献することを考えることが大切なのですね。