獣医になるための基礎知識

獣医ドリトル

 

 

 

子どもの時には、漫画の主人公に大きく影響を受けるケースが多いようですね。獣医を目指している若者の中には「獣医ドリトル」を読んでいる人も多いのです。動物病院の獣医であるドリトル先生が動物だけではなく人間の心まで治してくれるのです。獣医がかっこいいと思ってしまうのです。

 

 

もちろん、ある程度は事実かも知れませんが、獣医がこのような仕事ばかりをしているわけではありません。ペットブームの背景にはどのような人間関係が潜んでいるのかを教えてくれる漫画かも知れません。

 

 

獣医は単に動物を助けるだけの慈善事業ではありません。あくまでもビジネスとして成り立たなければ意味がないのです。もちろん、獣医もそれなりの給料を求めています。獣医ドリトルがどのような生活をしているのかはわかりませんが、家族を養っていくためにお金がなければならないのは事実です。

 

 

ペットに対する間違った飼育をしている飼い主も少なくありません。動物を家族同様にかわいがることは悪いことではありませんが、それが動物にとっていいことなのかを考えるべきなのです。獣医ドリトルはそれらの問題を明らかにしてくれます。

 

 

ドラマですから、多少の誇張はあるでしょう。しかし、基本的な部分では間違っていないのです。ただ、ドリトル先生の話は獣医師の仕事の一部でしかありません。獣医にはもっと幅広い仕事があるからです。また、獣医になりたいと思うだけでなれるわけではありません。競争率の高い大学に入学しなければならないのです。