獣医と留学
日本の獣医系大学を卒業して、もっと見聞を広めたいと思う人には留学と言う手段があります。留学には大きく分けると、実際の治療に携わる臨床留学と、研究を主体とする研究留学の二つになります。
臨床留学では給料をもらいながら診察に携わる場合と、逆に見学料を払って臨床現場を見学させてもらう方法があります。研究留学の方は修士論文や博士論文を書くための留学になります。留学で自分がどのような獣医を目指したいのかをはっきりさせることが大切ですね。見習研修医は臨床経験を積むことが目的です。
小動物、大動物に大きく分けられますが、内科、外科などの専門を数週間ずつ回って幅広い知識を身につけるのです。給料はもらえますが、250万円程度ですから、独身の独り身が食べていける程度ですね。
応募はインターネットから行えるようになっています。世界中から応募することができるのです。あなたが本当に獣医としてやっていきたいと思うのならば、見習研修医留学もいいのではないでしょうか。その他にも留学の手段はありますから、それだけにこだわる必要はありません。
日本においては専門的な知識を持っている獣医が不足している現状があります。これまで獣医を育成するためのシステムが不十分だったからです。臨床経験を積むことによって、いろいろな症例に的確に対応する技術を身につけることができます。もちろん、それは留学でなくてもできるかも知れません。しかし、日本よりもアメリカやヨーロッパの方が、獣医学については進んでいるのです。