獣医の年収
自分が希望する仕事の年収がどれくらいなのかは事前に知っておくべきでしょう。そうでないと、仕事に就いた時に年収の低さに愕然としてしまうからです。
獣医の年収はどれくらいでしょうか。一言で言えばかなり低いです。仕事をしている時間が長い割にもらえる給料が少ないのです。現実的には獣医だけで食べていけないほどなのです。
それでも、獣医になろうとする若者はたくさんいます。ドラマや漫画で獣医の使命感の強さなどに感動した人は多いのではないでしょうか。獣医になって動物たちの命を救いたいと思ってしまうのです。
一般の医師と獣医で、やるべきことはほとんど変わりません。それなのに年収を比べると雲泥の差なのです。これはどうしてでしょうか。医療費の保険の問題があるのです。
人の場合は国民皆保険制度がありますから、医療費は国からの補助があります。そのため、高度な医療を施しても、手出しは少なくて済むのです。治療を受ける人が多くなるのですね。しかし、動物の場合は保険に入っている人は多くありません。そのため、症状がひどくなってから病院に連れてくることがほとんどです。治療も必要以上に行いませんから、病院の利益は少なくなるのです。結果として獣医の給料に跳ね返ることになるのです。
もちろん、それでも立派に獣医師として仕事をしている人たちはたくさんいます。人生はお金ではないと考えればいいのです。年収のことばかりを考えていると決して楽しく仕事ができないですよ。